HAPPY NEW YEAR
ハッピーは虹の橋で新年を迎えました
ご報告が遅くなりましたが、愛犬ハッピーが虹の橋へ旅立ちました・・・
2020年12月29日、13歳10ヶ月でした

ハッピーが出席できなかったFREAK 7 2歳のお誕生会
その時のタータンチェックの生地を棺に
昨年12月17日の記事でご報告しましたがハッピーは11月に甲状腺機能低下症を発症しました。
この甲状腺機能低下症を発症してからは(ハッピーは高齢な上、持病があったこともあり)この病気の特徴である元気消失、筋力低下、粘液水腫(上眼瞼や唇の皮下にムチンが蓄積する)、前提疾患、昏睡、虚脱、脱毛、これらすべての症状が現れ、そして腎臓の機能も壊滅的になってしまいました。
病に見舞われる度に果敢に闘ってきたハッピーでしたが、最後の敵は本当に手強い相手でした。
粘液水腫はやっかいでネバネバした物質に富む粘性物質のムチンが唇や瞼の毛にへばりつくのでヒゲは固まってごわごわになり、目の上下の毛はくっついて視界を塞いでしまいます。
それが可哀想で日に何度も温めたタオルで拭くのですが、拭く度に毛がごっそりと抜けましたし、その粘液の量が多すぎて拭くのが追いつかない程で、ハッピーのお顔の下に敷いてあげているタオルには瞬く間に臭いのきつい赤みを帯びたグレーのシミがができました。
眼球は深く落ち込み、円らな瞳は覗き込まないと見ることができませんでしたし、首を少しでも動かすと激痛の様で、吠えないハッピーがギャンと声をあげるので体に触ることも難しかったです。
何も食べられなくなってからも腎不全による脱水で喉がかわくようで、目を覚ましている間は数分毎に水を飲みに行くのですが、筋力が低下し足がブルブルと震えて途中でよろけて倒れることもしばしば・・・
ハッピーのそんな姿をもう見ていられなくなって、抱きかかえてお水を飲ませようとしたり、お水の器をハッピーの居る場所へ持って行ってあげるのですが、それは嫌みたいでいつものお水の場所まで自分で歩いて行き、足を踏ん張ってお水を飲もうとします。
そしてその飲み方っと言ったら、こんなにも勢いよくバチャっバチャッと音を立てて水を飲むハッピーを見たことがないほど・・・
水だけで命を繋いでいることを証明しているかのようでした。
が、亡くなる前日はそうしてやっとお水にたどりついても、口をつけるだけで飲むのを止め、その場を動かずじっとしていました。
飲みたいけれど気持ちが悪くて飲めない、といった感じでした。
こうして亡くなる数時間前まで自分の足でお水を飲みに行き、自分の足でおトイレまで行きました。
日付が変わる頃、皮下点滴をしてあげるといつものように少し楽になった様子で眠りました。
「明日は病院で点滴してもらおうね。吐き気止めを点滴に入れてもらおうね。」と話しながら、痛くないようにそっと撫でたハッピーの体はすっかり痩せ細り骨と皮だけになってしまっていて本当に切なかったです。
その後、私もベッドに入りました。が、その数時間後・・・
12月29日の未明、ハッピーは一人で虹の橋へ旅立ちました。
できることなら(年を重ねたペットと暮らす誰もが願うことでしょうが)こんなに苦しませることなく逝かせてあげたかったです。
私はかねてから愛犬がもう治る見込みのない病気になり、お散歩もできず何も食べられず、痛みや気持ちの悪さに苦しむようになった時は延命を望むのはやめよう、と心に決めていました。
そんな状態で命を引き伸ばしても可哀想なだけだと思っていたからです。
でもそれは私の気持ちであって、ハッピーはそうは思っていなかったようです。
まさにもう治る見込みのない病気になりお散歩もできず2週間近く何も食べられず、痛みや気持ちの悪さに苦しむようになっても、そこには「生きたい!」と強く思い、諦めずに必死に生きようとするハッピーの姿がありました。
苦しくても辛くても、倒れても何度でも起き上がり、与えられた命を全うしようとする、最後の最後まで諦めない姿に私は沢山のことを教えられた気がします。

斎場で
ハッピーが可愛くて可愛くて、もっと甘えて欲しいのに滅多に甘えてくれす、14年近くハッピーに片想いをしていた私。
最期くらい甘えて欲しかったのに、私が眠っている間に・・・
幾晩も徹夜で看ていることがあったのに、なぜ?と見送れなかったことを悔やみましたが、きっとハッピーは私に見送らせたくなかったのだと、そう思うことにしました。
ハッピーは最期までツンデレを貫きました。
ツンデレどころかツンツンツンデレです。
そう言えば、セナもツンデレだった・・・
私は昔からどうもツンデレに弱い。
だからブログを始める時に「スコティッシュ・テリアに恋して!」としたのでしょうね。

沢山の美しいお花に囲まれて、幸せそうなハッピー
皆様、ありがとうございました。
虹の橋のハッピーを見ているようで私も心癒されています。
ハッピー、辛かったね、苦しかったね・・・
お疲れ様・・・
でももう痛くないよね、虹の橋だもん
お病気と勇敢に闘ったハッピー、偉かったね、すごいよ!
本当に良く頑張ったね!
プッチの分まで長生きしてくれたんだね
虹の橋でプッちゃんが待ってたでしょ?
7つ子のみんなにも会えた?またみんなで仲良く一緒に走ってる?
大先輩のセナちゃんに色々教えてもらってね
ハッピー、
ママのところへ来てくれて
14年も一緒に暮らせてママは超幸せだったよ!
本当にありがとう
ママがそっちへ行くまで、待っててね
じゃ、またね
(夜遅くに想いのままに書きました。
センチメンタル、誤字脱字、色々へんなところ、どうぞお許しください。)